ORIGINAL

個人や企業のパーソナルに合わせた「空間」にまつわる“モノ”、または「空間」そのものの
企画~設計・施工に至るまでをORGAN CRAFTがプロデュース。
ヒアリングから完成までの事例をご紹介。

打ち合わせ

STEP ONE - MEETING

いろいろな場所で屋台を使って日本酒の良さを知ってもらいたいという熱い気持ちから始まった本企画。聞けば沖縄・蔡温(さいおん)ストリートにあるライフスタイルセレクトショップ「Plant&Soil」の前でビールケースの上に板を置き、試飲イベントをやったことがあるという経験から、更に本格的な活動をする為に作りたいという希望だった。全国各地いろんなところでも展開できるとなると移動が出来て、簡単に組み立てられる屋台を作りたい。そんなところから私たちとShogoさんの挑戦はスタートしたのだった。

提案

STEP TWO - PROPOSAL

「全国各地で身軽に展開できる」ことにこだわりたかった。簡単に組み立てが出来て、持ち運びが比較的容易なスーツケースに近い箱型収納機能を持ったキャスター付きの屋台を考えた。スーツケースの中身は組み立て部材、外側を接客用の椅子にも使えるように設計。Shogoさんの思い描く理想の形を追い求めていく。

最終提案

STEP THREE - FINAL PROPOSAL

屋台のイメージソースは京都にある日本の伝統的な建築様式の中で生まれたデザインを用いた、とあるお店だった。
日本酒というアイテム特性から、和のデザインに重きを置いてイメージを固めていく。暖簾や提灯は、Shogoさん考案のもと進行しお互いに協力し合いながら全体構想が出来上がっていくのだった。

施工

STEP FOUR - CONSTRUCTION

作り始めた私たちは、いろんな壁にぶつかった。設計図上で想定していたパーツが、作ってみるとうまくいかないことは製作していく過程でよく見受けられることだが、作りながら「ここはこういったデザインのほうがいいよね」と微調整が続く作業が続いた。Shogoさんが「この屋台で色んな人を笑顔にしていきたい」そんな想いが自分たちのパワーに変わり少しづつ完成に近づいていく。

製作

PRODUCTION

今回は、Shogoさんが自身で組み上げ、バラすことができることが前提。それゆえ極力パーツも少なく、組み立てやすい構造にすることが重要だった。
日本の木工伝統技法である指物の技術などを取り入れ、耐久性も考慮した上で出来る限りネジなどのパーツは少なく設定した。
オリジナルの暖簾と提灯をShogoさん自ら制作し、更に屋台の下部に巻き付ける帆布も染め上げて制作。意匠性が高い組み立て屋台の完成へ。
そして最終仕上げの時には「自分も手伝いたい、少しでも力になれれば」と作業場に来訪してくれ、共に創り上げていった。

完成

FINISH

完成の旨を連絡すると、山梨県道志村「ひゃくしょう会」× SHOGO "NOH LIFE" NO LIFEプロジェクトのお仕事で山梨県道志村にいらっしゃるとのこと。
せっかくなので、道志村近隣の開放的な環境のキャンプ場で組み立ててみましょうと持ち掛けた。
車からケースを出し、次々と屋台が組み上げられるその様子は、これまでの長い製作期間をハイライトで眺めているようだった。
暖簾が設置され、提灯が点灯される瞬間にこれまでの苦労がはじけ飛んだような気がした。
YOPPARAdox:みんなを日本酒で幸せにしようとすればするほど、自分が一番幸せな気分になってしまうというパラドックス。
日本中で多くの人をこの屋台を通じて笑顔にしたい、そんなまっすぐな気持ちにきっと応えられるようなモノだと思う。